既婚者向けマッチングアプリを使う人はどんな人?外に心のつながりを求める心理

結婚しているにもかかわらず、既婚者向けマッチングアプリを利用し、家庭の外に新しい異性とのつながりを求める人がいます。

利用したことがない人にとっては、

「配偶者がいるのに、なぜわざわざ異性と出会おうとするのか」

「結局は不倫をしたいだけではないのか」

と理解しにくく感じるかもしれません。

もちろん、利用する理由は人によって異なります。性的な関係を求める人もいれば、恋愛感情を求める人、話し相手を求める人、日常とは別の居場所を求める人もいます。

そのため、既婚者向けマッチングアプリを使う人を「遊びたい人」「夫婦関係が悪い人」と一括りにするだけでは、その背景を十分に説明できません。

むしろ注目したいのは、

「今の生活の中で、自分の何かが満たされていない」

という感覚です。

夫婦としての生活は成り立っていても、一人の男性、一人の女性、一人の人間としては満たされていない。

その小さな空白が、家庭の外に心のつながりを求めるきっかけになることがあります。

今回は、既婚者が外の異性との関係を求める心理と、その関係によって自分自身を失わないために考えておきたいことを、フタリエ編集局が整理します。

目次

既婚者が外に相手を求める理由は「夫婦仲が悪い」だけではない

既婚者が別の異性を求める理由として、真っ先に想像されるのが夫婦関係の悪化です。

会話がない。

セックスレスが続いている。

配偶者から愛情を感じない。

家庭に居場所がない。

こうした問題を抱えている場合、外に心のよりどころを求めることは確かにあります。

しかし実際には、夫婦関係が完全に破綻していなくても外に気持ちが向くことがあります。

日常生活は普通に送れている。

夫婦喧嘩もそれほど多くない。

子どもとの関係も悪くない。

経済的にも大きな問題はない。

それでも、

「何か足りない」

と感じる人はいます。

この「何か」が何なのか本人にも分かっていないケースは少なくありません。

単純な刺激不足かもしれません。

誰かに必要とされたいのかもしれません。

自分の話を聞いてもらいたいのかもしれません。

異性として扱われる感覚をもう一度味わいたいのかもしれません。

つまり問題は、

結婚生活が成立しているかどうかと、本人の心が満たされているかどうかは必ずしも同じではない

ということです。

「夫」「妻」「父」「母」という役割に疲れていることもある

結婚すると、人はたくさんの役割を持つようになります。

夫。

妻。

父親。

母親。

家計を支える人。

家事をする人。

子どもの予定を管理する人。

家族をまとめる人。

さらに職場では、上司や部下として振る舞う必要があります。

毎日の生活では、その役割を果たすことが求められます。

しかし、役割が増えれば増えるほど、

「役割を持たない自分」

でいられる時間が少なくなります。

たとえば、妻として家族の食事を作り、母親として子どもの世話をし、仕事では周囲に気を配る。

その生活を何年も続けているうちに、

「私はいつから誰かのための存在だけになったのだろう」

と感じることがあります。

男性でも同じです。

一家を支える夫。

子どもに頼られる父親。

職場では責任を背負う立場。

その役割を降りたとき、

「自分自身として誰かと話せる場所がない」

と感じることがあります。

そこに、家庭や仕事とはまったく関係のない相手が現れる。

夫としてでもなく、父親としてでもなく、

一人の男性として接してもらえる。

妻としてでもなく、母親としてでもなく、

一人の女性として見てもらえる。

その感覚が、大きな解放感になることがあります。

「異性として見られたい」という気持ちは珍しいものではない

夫婦生活が長くなると、関係は恋人から家族へ変化していきます。

この変化自体は自然なものです。

むしろ、生活を共にする以上、恋愛初期の高揚感だけで何十年も暮らし続けることは現実的ではありません。

しかし、

「家族として大切にされている」

ことと、

「異性として魅力を感じてもらえている」

ことは別です。

配偶者から、

「ありがとう」

と言われることはあっても、

「今日きれいだね」

と言われなくなった。

家事や育児について頼られることはあっても、女性として見られている感覚がない。

夫として必要とされていても、男性として求められている感じがしない。

そうした年月が長くなると、外の誰かから褒められたり、好意を向けられたりしただけで、思った以上に心が動くことがあります。

これは必ずしも、

「配偶者を嫌いになった」

ことを意味するわけではありません。

家族として大切に思う気持ちと、

「もう一度異性として誰かに求められたい」

という気持ちは、同時に存在することがあります。

日常を知らない相手だからこそ魅力的に見える

家庭の外で出会う相手には、もう一つ特徴があります。

お互いの「生活者としての姿」が見えにくいことです。

夫婦であれば、

寝起きの姿。

疲れて不機嫌な姿。

家事を後回しにする姿。

お金の使い方。

子どもへの接し方。

体調が悪いときの態度。

生活習慣。

そうした現実的な部分を嫌でも知ることになります。

一方で、家庭の外で会う相手とは、限られた時間しか共有しません。

身だしなみを整えて会う。

機嫌のいいときに連絡を取る。

相手に好かれる言葉を選ぶ。

楽しい時間だけを共有する。

つまり、

互いの「見せたい部分」を中心に関係を作ることができる

ということです。

すると相手は、実際以上に魅力的に見えることがあります。

家では何もしない人かもしれません。

仕事では周囲と衝突ばかりしている人かもしれません。

家庭では無口な人かもしれません。

しかし、自分の前では優しい。

話を聞いてくれる。

褒めてくれる。

連絡をくれる。

この一部分だけを見ると、

「こんなに自分を分かってくれる人はいない」

と思いやすくなります。

けれども、そこで見ているのはその人の人生全体ではありません。

自分との関係の中で見せている一面です。

ここを混同すると、感情が急速に大きくなってしまうことがあります。

将来を考えない関係だからこそ「今」が強くなる

結婚相手を探す恋愛では、

この人と一緒に生活できるか。

価値観は合うか。

金銭感覚はどうか。

仕事はどうするか。

子どもをどう考えているか。

といった将来の条件が入ってきます。

どれだけ好きでも、

「結婚生活は難しそう」

と現実的に判断することもあるでしょう。

一方、家庭の外の関係では、その現実的な条件を考えなくても付き合えてしまう場合があります。

一緒に住むわけではない。

家計を一緒にするわけでもない。

毎日の家事を分担するわけでもない。

子育てを協力するわけでもない。

すると判断基準が、

「今、この人といると楽しい」

「会うと満たされる」

「異性として魅力的」

といった現在の感情に集中しやすくなります。

だからこそ、短時間の関係でも非常に強い恋愛感情が生まれることがあります。

ただし、

「一緒にいて心地いい人」と「生活を共にして心地いい人」は必ずしも同じではありません。

この違いは冷静に理解しておく必要があります。

自分を満たすはずの関係が生活の中心になっていく

外の相手との関係が始まった当初は、

楽しい。

新鮮。

自分を認めてもらえる。

毎日に刺激が生まれた。

と感じるかもしれません。

しかし、少しずつ相手への気持ちが大きくなると状況が変わります。

今日は連絡が来るだろうか。

なぜ返信が遅いのだろう。

次はいつ会えるのだろう。

自分以外にも相手がいるのではないか。

配偶者とはどんな関係なのだろう。

自分と家庭のどちらが大切なのだろう。

こうしたことを一日中考えるようになることがあります。

すると、

自分を満たすために始めた関係が、自分を苦しめる関係に変わっていきます。

最初は生活の中の楽しみの一つだったはずなのに、

いつの間にか生活全体が相手中心になる。

仕事中にも相手のことを考える。

家族と過ごしていてもスマートフォンが気になる。

連絡が来ないだけで一日落ち込む。

この状態まで進んでいるのであれば、一度関係の持ち方を見直したほうがよいでしょう。

「恋愛で悩むこと」と「自分をすり減らすこと」は違う

恋愛をすれば悩むことはあります。

好きだから会いたい。

会えなければ寂しい。

相手の気持ちが分からず不安になる。

これは自然な感情です。

しかし、

眠れなくなった。

仕事に集中できない。

家庭で常にイライラしている。

相手からの連絡一つで気分が大きく変わる。

自分には価値がないと感じる。

相手に嫌われないために無理を続けている。

こうした状態が長く続いているのであれば、

それは単なる「恋の悩み」だけではなくなっています。

大切なのは、

この関係を続けることで、自分の生活は良くなっているのか

と考えることです。

恋愛には苦しさが伴うことがあります。

それでも、自分自身を失うほどの関係である必要はありません。

「相手がどう思っているか」より先に考えたいこと

関係が苦しくなると、多くの人は相手の気持ちを知ろうとします。

「私のことを本当に好きなのか」

「いつか離婚するつもりなのか」

「私と家庭ではどちらが大切なのか」

もちろん気になるでしょう。

しかし、それだけを考え続けても答えが出ないことがあります。

そこで一度、

「私は、この人から何を得ようとしているのだろう」

と自分に問いかけてみてください。

愛されているという安心でしょうか。

女性としての自信でしょうか。

男性として認められる感覚でしょうか。

寂しさを埋めることなのでしょうか。

家庭から一時的に逃れられる時間でしょうか。

誰かから必要とされることなのでしょうか。

答えが見えてくると、さらにもう一つ考えることができます。

「それは、この人との関係でしか得られないものなのか」

という問いです。

場合によっては、

夫婦関係を見直す。

友人との関係を取り戻す。

趣味を再開する。

一人で過ごす時間を確保する。

仕事以外の居場所を作る。

専門家に話を聞いてもらう。

そうした別の方法で満たせるものもあります。

「外に誰かを求めたくなった自分」を責めるだけでは問題は見えない

家庭の外に気持ちが向いたとき、

「自分は最低なのではないか」

と強く自分を責める人もいます。

もちろん、実際にどのような行動を取るかについては、配偶者や家族への影響を考える必要があります。

しかし、

「なぜ自分が外に誰かを求めたくなったのか」

という感情そのものまで無視すると、根本的な問題が見えなくなります。

もしかすると、夫婦関係の中でずっと我慢していたのかもしれません。

孤独だったのかもしれません。

家族を優先するあまり、自分の人生を後回しにしてきたのかもしれません。

誰からも褒められず、認められずに疲れていたのかもしれません。

外の相手への気持ちは、

今の自分の生活に何が不足しているのかを知らせるサインになっている場合があります。

そのサインを、

「恋愛を続けるべきか」

だけに使うのではなく、

自分の生活や夫婦関係を見直す材料として使う

ことも大切です。

フタリエ編集局が考える「満たされなさ」の向き合い方

既婚者向けマッチングアプリそのものを見ているだけでは、なぜ人がそこに向かうのかは理解しにくいかもしれません。

その背景には、

夫婦間のすれ違い。

孤独。

承認されたい気持ち。

異性として見られたい思い。

家庭や仕事で背負っている役割。

日常生活への閉塞感。

さまざまな事情があります。

重要なのは、

「外に相手を求めれば満たされる」

と考えすぎないことです。

外の相手は一時的に空白を埋めてくれるかもしれません。

しかし、もともとの生活にある問題まで自動的に解決してくれるわけではありません。

むしろ、関係が深くなれば、

家庭をどうするのか。

相手との将来をどうするのか。

子どもへの影響はどう考えるのか。

関係が発覚した場合どうするのか。

新しい問題が生まれる可能性もあります。

だからこそ、

「誰かに満たしてもらう」

だけではなく、

自分が何に不足を感じ、これからどんな生活を望んでいるのか

を考えることが必要です。

まとめ|外の相手に惹かれたときこそ「自分の生活」に目を向ける

既婚者が家庭の外に異性とのつながりを求める理由は、一つではありません。

単純な刺激や性的欲求だけではなく、

心のつながりがほしい。

一人の男性・女性として見てもらいたい。

家庭や仕事で背負っている役割から離れたい。

誰かに必要とされたい。

そんな「満たされなさ」が背景にあることもあります。

だからこそ重要なのは、

「この人を好きになってしまった」

という事実だけを見ることではありません。

なぜ今の自分は、この人をこれほど必要としているのか。

そこまで考えることで、本当に向き合うべき問題が見えてくることがあります。

外の相手との関係なのか。

夫婦関係なのか。

家庭での役割なのか。

それとも、自分自身の生き方なのか。

相手との関係に答えを求め続ける前に、一度、自分の生活全体を見渡してみてください。

誰かとの恋愛について考えることは、

自分がどんな人生を送りたいのかを考えることでもあります。

恋愛心理について、もう少し詳しく知りたい方へ

恋愛や夫婦関係の迷い、信頼関係、再構築、相手との距離感、子どもへの配慮、相談先、心の回復など、気持ちを整理するために役立つ記事をまとめています。

この記事を書いた人

フタリエ編集部は、不倫・浮気、托卵、DV・モラハラ、恋愛心理を中心に、恋愛・夫婦・家族の体験談と実用情報を発信しています。

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